湯通し

織り上がったら終わりではありません。

着物でも洋服でも仕立てる前には湯通しを行い、

織るために付けたノリや油及び汚れを落とします。

ですので、湯通しの後は本来の絹織物の柔らかさになります。

当工房では湯通し時に縮みの処理も行います。

大島紬のような平織りの絹は縮みは少ないほうですが、やはり教科書どおり3~4%は縮みます。

1反(約12m)だと最大で約50cmも縮んでしまいます。

本日は洋服用大島紬の湯通しです。

干す場所が限られるため、1回で数反しかできません。

今回はたくさんあるのでいっぺんにやってしまいたいのですが、そうもいきません。